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■ Google
  グーグルで路線や株価などが検索可能に
  グーグルは、Google.co.jpに特殊検索機能を追加した。今回追加された機能は、路線検索、辞書検索、株価検索、荷物検索、会社情報検索の5つ。検索結果ページの上部にパートナー企業が提供する情報へのダイレクトリンクが表示される。
路線検索は駅前探険倶楽部とぐるナビの情報を利用する。「乗り換え 東京 大阪」のように、乗り換えと入力した後、乗車駅名と下車駅名を入力する。
 辞書検索については、和英/英和辞書の検索ができるようになった。「和英 検索」または「英和 search」のような形で入力する。データはアルクのものを利用する。
 株価は「株価 東芝」のように入力することで検索できる。会社情報も同様で、「会社情報 東芝」のように入力する。ただし上場企業の会社情報のみが表示される。いずれも日本経済新聞社が情報提供を行っている。
 荷物検索はヤマト運輸の荷物の配達状況が検索できるもので、検索ボックスに「ヤマト」と「お問い合わせ伝票番号」を入力する。(例:ヤマト 99999999999)

Googleの現在と未来
「Googleの独自技術はどこまで汎用的で競争力があるのか」に触発されたので,今回は Googleの現在の姿について,意見を述べてみたい。

Googleを使う 3つの理由
Googleを使う理由は,3つある。
 ・ ユーザインタフェースが簡便
 ・応答が高速
 ・検索結果の品質が高い
 ユーザインタフェースは,長く使うためにはシンプルなほうがいい。使わないリンクが画面の大部分を占拠していたり,広告が動いて目を疲れさせるようなサイトを,繰り返し使おうとは思わない。それにウェブの場合,よく使うものは,ただ1つの用途にしか使わない.だから,Googleのユーザインタフェースが簡便なのは,気持ちがいい。
 応答が速いことも重要だ。よく使うものの応答が遅いと,本当にストレスがたまる。いくら機能が豊富で信頼性が高くても,応答が遅いものは日常的に使えない。
 最後の,検索結果の品質の高さについては,なかなか難しい問題だ。というのは,文脈に依存しない最適解があるわけではないので,多くの人がもっともそれらしいと感じる近似解を提供できるかにかかっているからだ。つまり,評価は実感に頼るしかないわけだ.私の実感としては,Googleの検索結果の品質はかなり高い。しかし,その評価過程には,他の利用体験の要素(ユーザインタフェースの簡便さ,応答の速さ)や,PageRankというブランドも大きく関与しているように思えてならない。このあたりについて,論じてみたい。

Googleの努力
  さて,このような高い評価を確立するために,Googleはどのような努力をしているのだろうか。私がわかっている範囲で,できるだけ推察を加えてみよう。
 ・ 検索結果の精度,カバレッジを上げるために,データを収集する
 ・極端に大きい分散コンピュータインフラを作る
 ・PageRankという,きれいで形式的なアルゴリズムをコアに据える
 ・PageRankをコアにしながらも,徐々にヒューリスティクスを入れて,検索アルゴリズムを調整し洗練していく,やわらかい開発プロセスを確立する
 まずはじめに,データを収集すること。その為には,非常に大きなストレージを必要とする。容量的に市場がないレンジなので,既製品を使うことは不可能だ。ということは,自分で作るしかない。このために,彼らは Linuxベースの分散ストレージを作り上げる必要があった。
 分散ストレージは,用途に適したトレードオフを探ることが難しい。ネットワークの帯域,ディスクの速度,求められる性能などの,多くのパラメータが存在するからだ。しかもストレージの規模が大きくなるにつれ,トレードオフも変化する。このトレードオフを探る仕事は,理論的仮説を立ててそれを検証するプロセスを,できるだけ高速に繰り返すことが重要だ。この部分は,大きなノウハウになっていると思う。

アイデアを育てるプロセスを育てる
  さて,Googleを語るときに避けては通れない PageRankだ。私は以前から,「Googleは PageRankだから,検索結果がいいよね」という評価に対して,違和感を持っていた。PageRankは,それ単体でも確かに素晴らしいアイデアだが,それだけでは役に立たないのではないか。だからこそ,PageRankの論文を公開しているのだろう.学術的なアルゴリズムを,現実に役に立つ検索サービスの形に仕立てるためには,地道にヒューリスティックな調整(自然言語処理,ルールベースの評価など)を続けていくことが重要なのだ。このような,アイデアを育てて形にしていくという過程については,「シリコンの谷はいま スタートアップはなぜ速く動けるのか?」が参考になる。
 私は,Googleは小さなところから始めることができたがゆえに,理論的な仮定に基づいてアルゴリズムを調整し,それを検証して洗練していく,やわらかい開発プロセスを確立できたのだと思う。そして,この開発プロセスこそが,Googleの競争力の源泉だと思うのだ。
 できあがったもの(大規模ストレージあるいは分散コンピュータ)だけ見れば,既存の大企業が秘密裏に作り上げてきた箱モノと似ているかも知れない。それは,木を見て森を見ずではないのか.箱モノが重要なのではなく,それを作り上げた環境的要因とプロセスにこそ,Googleの真の価値があるのではないだろうか。

RageRankというブランド
  PageRankというアルゴリズムは,ブランドとして一人歩きしている感がある。これは,Googleが意図的に行っているキャンペーンではないだろうか。つまり,PageRankという光り輝くご神体をスケープゴートとして表に出し,その光で PageRankを支える周囲の膨大な努力の実態を見えにくくしているのではないかと思うのだ.だからこそ,実情をよく知らない人は,「Googleは PageRankだからいいよね」と,必要以上に物事を単純化して語ることになるのではないだろうか。
 このような評価は,Googleを利するが,後続者にはつらいものになる。なぜなら,後続者は資本家に対して PageRankに勝るブランドを打ち出す必要があるからだ.また,PageRankというアイデアを実用的なものにするまでの地道な努力の説明ができない.資本家が,「PageRankと同等のアイデアさえあれば,すぐ追いつけるんだろう?」と言ったときに,反論が難しくなってしまうのだ。
 結果として,Googleは検索エンジンの市場において,後続者の追随を許さない one and only one の地位を確保したのではないだろうか。

Googleの弱点
  Googleの検索技術がここまで進歩できたことには,大きな理由がある。それは,ページ同士の形式的な関係性のみに注力し,セマンティクス(意味論)に必要以上に近寄らなかったことだ.AI(人工知能)の分野を少しでもかじったことがある人なら感覚的に知っていると思うが,セマンティクスというものは,本当は踏み込みたいが,踏み込んだものは必ず失敗してきたという,大きな闇の領域なのだ。
 そのセマンティクスの闇に立ち入らず,実にスマートに検索結果の品質を向上させることができるアルゴリズムが,PageRankなのだ。つまり,最初に PageRankという形式的アプローチの柱ありきで,それをセマンティックなヒューリスティクス(発見的手法;泥臭いチューニング)で補強していくという方針を忠実に守ってきたからこそ,今日まで検索結果の品質を向上させることができたと言える。
 Googleはセマンティクスに立ち入らなかったので成功したという,強力な成功体験がある。順調にこのまま事が運べば,セマンティクスに立ち入ることはないだろう.ここが,Googleの弱点となる可能性がある。
 AIの学術分野には,過去において何度もこのセマンティクスの闇に挑戦し,挫折を味わってきたという歴史がある.しかし,何度も失敗したからといって,これからも失敗するという保証はどこにもない。むしろ,コンピューティングパワーの向上によって,いつかは成功すると考える方が自然だと思う。
 Googleという最前線の現場にいる,予見力のある人は,同じようなことを考えているに違いないだろう.だからこそ,Google Programming Contestを開催し,Googleが持つ膨大なデータのセマンティクスを抽出するアイデアを募集したのではないだろうか。彼らは,イノベータのジレンマの力を理解し,実践しようとしているのだ。

まとめ
全体として散漫になってしまったが,まとめてみよう。
 ・ Googleの競争力は,モノとそれを作り上げるプロセスにある
 ・ PageRankは,ブランド化して実態とかけはなれた扱い方をされているのではないか
 ・セマンティクスを避けてきたという成功体験が,未来の弱点になる可能性がある
 ・ Googleはそれを自覚しており,対策を講じている

  作り上げた環境的要因とプロセスが競争力の源泉ですか。なるほど,GFSやPagerank検索などのアセットはこれらの産物,結果に過ぎないというわけですね。
 でも,現在のGoogleはNewsやWebMailサービスなど総合ポータルの方向性つまり既存のサービス領域に向かって舵を取っていることは明らかですよね。(SNNは別ですが)
 その際に,これまでの環境要因とやわらかい開発プロセスを維持してさえ行けば,Googleには明るい未来が開けてると果たして言えるか,というと個人的には疑問が残ります。なぜなら、ポータルに含まれるような既存サービス領域には,それぞれ特有のノウハウが存在しており,大手ネット企業は十分にそれを蓄積しているはずだからです。
 Gmailに関しては,それを切り崩す武器として1GBという容量とフォルダ管理によらない整理方法がメインに押し出されていたので,こういうやり方はまずい気がするなぁというのが私のエントリで言いたかったことです。
 他社の先行するサービスに後追いで参入することで、Googleは自らを不利な地位に追い込んでいるように思えるのです。かといってずっと検索サービス専業企業というのでは成長を持続することはできないし,ここはジレンマですね。

 
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